アートでつながる支援システム「Art Giving Project」
3.11はまだ終わってない。アートができること、はじめます。
2016.4.21

ART GIVING Project  2016年支援プラン

ART GIVING Project実行委員会の皆様

現状報告:
あの震災から早くも5 年が経ちました。報道等でご存知の通り、被災地各地のかさ上げ工事が進み、被災地の人々は、仮設住宅から復興住宅へ移転が始めています。しかしこの移転によって、地域/集落のつながりが薄れ、地域の文化的交流が無くなる危機も耳にする様になって来ました。また被災地での文化的、アート的復興はまだ手探り状態でこれからという状況です。
現在AGP口座にはStockARTGIVINGの売上により、前回からの繰越金も含めて支援準備金が415,430円プールされています(3/31現在)。

2016年現在の支援要請:
このような状況下、このたび以下2件の芸術文化的支援要請を受けました。
2件ともAGPとして支援すべき活動/イベントだと実行委員会で判断し、支援を決定しました。

支援要請1:「みんなのたからもの」ししゅう高田松原プロジェクト

津波で失われた2000本もの高田松原。この思い出の場所を風化させず、皆で作品として残そう!刺しゅう家天野寛子先生と陸前高田の人々、そしてボランティアの方々が始めたプロジェクト。
これは昨年ふんばろう東日本からの推薦があり、AGPが13万円の支援を行った案件でした。
その後岩手県内の様々な場所で、ワークショップを開催しており、この「アートの輪」は更に広がりました。全国そして海外からも制作参加者が増え、9カ国31都道府県、作品総数は720を越えました。さらにこの1年で神戸、陸前高田、横浜、盛岡、仙台などで展覧会が行われ、メディアにも取り上げられ、多くの人々がこの感動の作品に触れました。
しかしこのプロジェクトには、作品を集め、管理し、作品を布に縫い付け、展示会場への搬送、展示中は実行委員会の皆さんが立会い解説するなど、多大な労力とコストが要しているのも事実です。最終的には陸前高田市や大船渡市の数カ所に常設展示をする事を計画中ですが、これからも4月京都(開催中)、5月陸前高田、6月箱根(先日決まったそうです)11月新潟長岡市と展覧会は続きます。資金も個人ベースの寄付金(千円〜数万円)で賄っており今後の活動が危ういそうです。同プロジェクトからの詳細報告書があります。
●AGPとして今年もこの活動を資金面と人材交流で支える為に、13万円の追加支援を実施します。

2/20に新開が見学して来た、「横話市 フォーラム南太田」での展示会の様子

一人一人が手作り 個性豊かな刺しゅう作品。作品総数720点、2フロアの壁を埋め付くした見応え充分の展覧会。

メディア露出(新聞のみ TVニュースでの紹介も多数あります)

支援要請2:大船渡末崎地区住民のための「鎮魂集会」文化イベントサポート

●日時:平成28年5月21日(土)
●場所:岩手県大船渡市末崎町末崎中学校ならびに周辺地域
●イベント内容:和太鼓集団「梵天」による鎮魂演奏会と、そこで子供も大人も喜ぶ、祭りイベント的なたこ焼きや水飴の振る舞い
●AGPの役割:演奏会現場サポートと、たこ焼き水飴などの実施とその資金支援

2012年3月20に、大船渡末崎中学仮説および立根公民館で行なった、復興応援「和太鼓演奏会および振る舞い飲食」の様子

●目的と経緯:
被災地大船渡市末崎中学校内仮設住宅(3月末で閉鎖)組合長の新沼さまから、震災後5年を超え、仮設住宅が4月に撤去されることを期に、震災前の住民に集まってもらえるように「鎮魂」の意味を含めた和太鼓の演奏会イベント開催の要請をいただきました。

『震災前は地域はひとつとなり仲良くやって来た。震災以降も近隣の人たちが肩を寄せ合い仮設住宅での生活を送っていた。でも少しずつ復興が進み、新居を構え仮設から出ていく人たちが増え、仮設住宅は平成28年5年の期間を経て撤去になる。残された人たちは様々な場所の「災害公営住宅」等へ移住しなくてはならず、みんなバラバラになる。再びみんなが集まるきっかけである「鎮魂」催しをこれから定期的に開きたいので、第一弾を以前やって大いに盛り上がったあのイベントで応援してほしい』との理由です。
それは東京から総勢60名にも及ぶ和太鼓集団「梵天」を引き連れて大船渡の2カ所で無料演奏会と、甘酒、豚汁、カレーライスの振る舞いイベント。
主催したのは、古くから大船渡カトリック教会と親交がり、震災直後から支援活動を行っていた成城カトリック教会付属の「ボーイスカウト世田谷14団復興支援チーム」。梵天の代表が世田谷14団のOBということで実現しました。
そして実施協力は、AGP支援実行メンバーが多数在籍の有志ボランティアの「チームカイト」16名と「ふんばろう東日本」の方々でした。 今回は、世田谷14団と末崎地区の両方から、協力要請をいただきました。
●主催世田谷14団と共に 、 AGPが実施共催者としてこのイベントに支援することを決定しました。

2016.5.20~22 梵天 大船渡末崎中学校 鎮魂と復興応援演奏会
および振る舞い(たこ焼き/水飴想定) 実費見積もり

●レンタカー代 10人乗りハイエース 50,000円
●レンタカーガソリン代 25,000円
●レンタカー高速代

行き 天現寺~一関 7640円 帰り7880円
往復ともに 東名川崎~天現寺 1020円×2

17,560円
●食材購入費(たこ焼き300食分) 17,960円
●水飴屋さんセット(200食分) 送料込み水飴用 20,040円
 缶ミカン イチゴなど 3,000円
●たこ焼き器72穴レンタル4日間(2泊3日) 14,580円
●たこ焼き器 往復送料 3,000円
●耐熱版 40×40cm 2枚 2,000円
●プロパンガスレンタル 5kg × 1日間 2,000円
●雑魚寝宿泊費 1000円×2日×8人 16,000円
●雑費 14,000円
合計 185,140円

ART GIVING Project 実行委員会

プロジェクト全体の企画・運営は、クリエイティブ業界(amana images)、被災地支援ボランティア団体(ふんばろう東日本支援プロジェクト)が実行委員となり、さらに多くのクリエイティブ各社が協力のもと行われます。

amanaimages
伝えたい事が感動とともに伝わる、ビジュアル・コミュニケーションのためのクリエイティブ素材を、様々なメディアに提供するストックフォト事業会社。ART GIVING Projectでは、クリエイティブ素材販売サイト「amanaimages.com」の仕組みを活用し、アート作品のデータベース化から販売までをサポート。
ふんばろう東日本支援プロジェクト
東日本大震災を機に立ち上がった、日本最大規模の被災地支援のボランティア組織。インターネットメディアを使用して、全国から支援物資を欲しい場所へ直接送付できるシステムを構築。現在は「自立支援」に焦点を当てたプロジェクトを立ち上げ、活動の幅を広げている。
本サイト制作管理会社
有限会社フラワーガーデン

有限会社フラワーガーデン

WEBをはじめデザイン、イラスト制作などを手がけるクリエイティブカンパニー。

協力企業・団体

全体協力 (株)カイト
公式サイト
(有)フラワーガーデン (有)フラワーガーデン
ロゴマーク
キギ キギ
リーフレットデザイン
DIPE DIPE
印刷・写真複写協力
(株)シブヤ (株)シブヤ (株)サム (株)サム
アーティスト情報協力
アクシアジャパン 花のチカラプロジェクト